社会形成能力.PDF

第６９回 全国連合小学校長会研究協議会 分科会協議資料 【第１１分科会】 社会形成能力 研 究 課 題 社会形成能力を育む教育の推進 １ 分科会の趣旨 【研究課題の背景・現状】 ◇人間関係の希薄化の傾向が更に増している現代において，子どもたちに，社会を構成する一員として他者 と協力しながらその解決に主体的に取り組もうとする態度を身に付けさせなければならない。 ◇社会的・職業的自立に必要な力，コミュニケーション能力等を育み，将来，自己実現を図りながら，より よい社会の創造に積極的に関わろうとする人材を育成する必要がある。 【研究課題解決の方向性】 ◇よりよい社会の形成者として活躍できる人材 過去４大会の成果と課題 を育成するために，課題解決の能力や態度など を育んでいく必要がある。 背景・現状を踏まえて，具体的方策と成果を明らかにする ２ 研究の視点 （１）社会の発展に貢献する資質・能力・態度を育む教育活動の推進 ・身近な地域を対象として，地域の人的・物的資源を活用し，体験的学習や問題解決的な学 習を積極的に取り入れていく。 ・積極的に地域住民の学校参画意識の醸成に努め，学校の教育活動と地域の活動とが互恵関 係になるようにしていく。 （２）地域を誇りに思い，豊かな未来社会の実現に貢献する力を育むキャリア教育の推進 ・学校は，教育活動を通して，子どもたちが地域の大切さを実感するとともに，地域で生き ていくことに誇りを持てるようにする。 ・「働くこと」の意義を理解することや，自分が「できること」「意義を感じること」を理解 し行動すること，そしてこれらを「学ぶこと」の意欲につなげることを重視した教育課程 を編成する。 ３ 「校長の果たすべき役割と指導性を究明する」ための協議の柱 ① 社会の発展に貢献する資質・能力・態度を育む教育活動をどのように推進するか ② 地域を誇りに思い，豊かな未来社会の実現に貢献する力を育むキャリア教育をどの ように推進するか 第１１分科会「社会形成能力」 視点① 社会の発展に貢献する資質・能力・態度を育む教育活動の推進 「地域と共に、次世代の担い手を育てる」 ～ふれあい学習・子ども文楽学習・異年齢集団活動を基軸にして～ 大阪府 大阪市立高松小学校 金井 佳孝 Ⅰ 趣旨 「地域コミュニティの活動に関わる機会をもたせ、その大切さを認識させることにより、主体的に社 会に関わろうとする態度や母校に対する誇り・郷土大阪を愛する心を育てる。」「児童が自分らしさを発 揮し、温かい人間関係作りを進めることができる異年齢集団活動を柱にして、校風を引き継ぐととも に、自他を尊重する態度を育てる。」「校長は、地域のニーズを把握し、学校と地域の双方向の流れを作 るとともに、次代の郷土を担う人材の育成を図るために、学校を核とした地域創生の一端を担う。」を 視点にし、校長の果たすべき役割と指導性、教育活動推進の在り方を究明する。 Ⅱ 研究の概要 (1)社会形成能力育成に関わる現状 (2)校長の役割 (3)学習の実際と地域・ＰＴＡへの働きかけ Ⅲ まとめ 〇地域の方々の思いや願いを教育に反映し、成果を児童の良さとして地域に発信することにより、引 き続き児童の「地域の一員である」・「将来、地域のために役立ちたい」という意識を高める。 〇６年生の姿をたてわり活動により下級生に受け継ぐ等、下級生から頼られることや上級生から褒め られることに喜びを感じる異年齢集団を育成する。 〇学校・ＰＴＡ・地域をつなぐ動きを継続し、新旧の融合を進め地域活性化を進行させる。 ＜メモ＞ 【発表内容に関すること】 【自己の実践等に関すること】 ○有効な取組 ○疑問・改善 ◇ 「校長の役割と指導性」について，協議内容を簡潔にまとめると… 【キーワードかキーセンテンスで】 視点② 地域を誇りに思い，豊かな未来社