鉄道局关系予算配分概要-国土交通.PDF

平 成 ３０ 年 度 鉄道局関係予算配分概要 目 次 Ⅰ．平成３０年度鉄道局関係予算配分方針 ・・・・・・・１ Ⅱ．事業別概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・１ Ⅲ．平成３０年度予算配分総括表 ・・・・・・・・・・・３ Ⅳ．予算配分概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・４ 平成３０年３月 Ⅰ．平成３０年度鉄道局関係予算配分方針 平成３０年度鉄道局関係予算については、国土交通省の全体方針に基づき、「国民 の安全 ・安心の確保」、「生産性の向上と新需要の創出による成長力の強化」及び 「豊 かで活力のある地域づくり」の３分野に重点化し計上したところである。 これを踏まえ、厳しい財政状況の下、鉄道整備に対する要望等を勘案し、配分を行 うこととする。 Ⅱ．事業別概要 １．国民の安全 ・安心の確保 （１）鉄道施設の防災 ・減災対策 近い将来の発生が懸念されている首都直下地震 ・南海 トラフ地震等の大規模 地震や、頻発する集中豪雨等の水害などの大規模災害に備える観点から、主要 駅や高架橋等の耐震対策及び地下駅の浸水対策等を推進。 （２）鉄道施設の老朽化対策 北海道と本州間の円滑かつ安定した人流や物流機能を確保するため、青函 ト ンネル特有の設備である火災検知装置や大型排水設備等の改修 ・更新を実施。 また、初期費用はかかるものの、将来的な維持管理費用を低減し長寿命化に 資する鉄道施設の補強 ・改良を支援。 （３）事故防止のための踏切保安設備の整備 踏切道改良促進法に基づき、踏切道における事故防止と交通の円滑化を図る 観点から、踏切遮断機 ・警報機、障害物検知装置、非常押しボタンの整備を推 進。 ２．生産性の向上と新需要の創出による成長力の強化 （１）整備新幹線の着実な整備 我が国の基幹的な高速輸送体系を形成する整備新幹線について、平成27年1 月の政府 ・与党申合せ等に基づき、着実に整備を推進。 （２）既存の都市鉄道網を活用した連絡線の整備等 相当程度拡充してきた都市鉄道ネットワーク（既存ストック）を有効活用し、 利用者利便の増進を図る観点から、連絡線の整備、相互直通化による速達性の 向上を推進。 - 1 - （３）地下高速鉄道ネットワークの充実 大都市圏における通勤 ・通学混雑緩和、沿線地域の活性化、公共交通の利用 促進による都市構造の低炭素化等を図る観点から、地下高速鉄道ネットワーク の充実を推進。 （４）貨物鉄道の旅客線化 既存ストックを有効活用しつつ、沿線地域の通勤 ・通学輸送を確保するとと もに、駅等交通結節点を中心とした沿線地域の都市機能の向上 ・活性化を図る 観点から、大都市圏における貨物鉄道線の旅客線化による効率的な鉄道整備を 推進。 ３．豊かで活力のある地域づくり （１）鉄道駅におけるバリアフリー化の推進 バリアフリー法の基本方針に基づき、地方公共団体 ・鉄道事業者と一体とな って、エレベーター等の設置による段差解消、ホームドア等の設置による転落 防止、障害者対応型 トイレの設置等の駅のバリアフリー化を推進。 （２）駅空間の質的進化 駅空間の質的進化を目指し、まちとの一体感があり、全ての利用者にやさし く、分かりやすく、心地よく、ゆとりある次世代ステーションの創造を図るた め、ホームやコンコースの拡幅等の駅改良、バリアフリー施設及び生活支援機 能施設等の整備を推進。 （３）地域鉄道の安全輸送の確保 通勤 ・通学や通院等の利用者に欠かせない公共交通機関である地域鉄道等に おいて、安全な鉄道輸送を確保するために必