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（財）日本体操協会 男子体操競技情報６号 平成 15年 12月 14日 男子体操競技情報 6号 （財）日本体操協会 アテネオリンピック強化委員会男子体操競技強化本部 男子体操競技委員会 審判委員会男子体操競技審判部 【目 次】 １．はじめに･･････････アテネオリンピック強化委員会男子強化本部長 加納 實･･････ 1 ２．2001年版男子採点規則情報 ･2 3 ３．2004 ･････ 6 ４．国内大会審判編成について ５．2003年世界選手権大会報告 ･ 6 ６．2003年ユニバーシアード競技大会報告 11 ７．第 57回全日本選手権大会報告 3 ８．おわりに･････････････････････････････････････男子審判部 部長 竹内輝明･････21 １．はじめに 日本体操協会は、「体操ニッポン」の復活を目指し、 2004年オリンピック・アテネ大 会でのメダル獲得を重点目標に掲げ、今年度からアテネオリンピック強化委員会を創設 しました。これは、現場を預かる所属重視の体制に変革し、協会あげての支援をしてい こうとするものです。それを受けて、男子強化本部は今年８月に開催されました第 37 回世界体操競技選手権・アナハイム大会を最重点に強化活動に専念してまいりました。 大会に向け、国内において４回の代表強化合宿を国立スポーツ科学センター（JISS） にて実施し、大会に臨みました。協会からは、本大会で使用されるアメリカ製の器械の 購入、世界選手権への所属コーチの帯同とできる限りの支援をいただくことができまし た。お陰様で、すでに報道にてご承知の通り、アナハイム世界選手権ではオリンピック の出場権を獲得するだけではなく、団体総合で８年ぶりにメダルを獲得することができ ました。また、個人総合で冨田洋之が銅メダル、種目別では鹿島丈博があん馬と鉄棒の ２種目で金メダルを獲得するという予想以上の成績をあげることができました。特に、 あん馬での金メダル獲得は、これまで 10連勝を築きあげてきた「体操王国日本」の時 代にも、唯一成し得なかったものであり、日本体操史上初の快挙となりました。 また、同時期に開催されました第 22回ユニバーシアード・テグ大会でも、若手選手 が活躍し、団体総合で３位。個人総合と平行棒で芳村裕生が銅メダルを獲得し、日本選 手の層の厚さを世界にアピールすることができました。 そして、今年最後の全日本選手権では、日本代表選手を尻目に多くの若手選手が活躍 ―1― （財）日本体操協会