日本の妖怪PPT.ppt

日本の妖怪 　 　日本は昔から、妖怪文化に富（と）んでいる国家である。現在まで、世間には、数多くの妖怪の伝説が残っている。太古時代の神様から、現代の都市伝説まで、日本の妖怪史はどう発展してきたのか。 　 妖怪の由来と背景 日本妖怪の現れは、日本の特殊（とくしゅ）の自然地理（ちり）環境と密接（みっせつ）な関係がある。日本は島国であり、海に囲（かこ）まれ、人々の生活は水と離れない。そして、日本の地形はとても複雑であり、昔から数多くの山や森があり、野獣（やじゅう）がのさばった（胡作非为）。また、地震と火山噴火が頻繁（ひんぱん）に起き、気候が多変で、常に台風と津波が発生した。科学の未発達であった古代に、日本国民はそのような複雑多様な大自然に恐怖を覚えた。大自然は抵抗できない力を持ち、人々の生活に影響を与えると思われる。 　生産力の発展に連れ、妖怪の形はますます多様化になった。 　日本妖怪の発展をまとめると、日本の妖怪は日本の特定な環境と密接的な関係がある。そのうえ、日本人の風俗（風俗）習慣や、民族心理や、経済の発展や、社会の階段とも繋（つな）がっている。 妖怪の黎明（れいめい）期――縄文時代 この時期、人はまた原始社会に置かれ、社会制度はあまり整（ととの）っていなかった。人々はどうやってこの恐怖（きょうふ）な大自然の中で生きていけるかということに苦しんでいた。そのため、大自然への畏敬（いけい）、畏怖（いふ）は普遍的（ふへんてき）に存在していた。その怖い心理を抑えるために、神話が誕生（たんじょう）し、人の頼（たよ）りになった。こうして、当時の人は心理的な安定が感じられ、たくさんの未知事も解釈できるようになった。 この時代、本当の妖怪文化は形成していなかった。ほかの国と同じ、主に日本の国土創世譚（こくどそうせいたん）を伝える神話であった。 八岐大蛇 天照大御神 須佐之男命 妖怪の多元期（たげんき）――大和（やまと）時代 国の成立と一連の改革を実施したことで、封建（ほうけん）制度が誕生し、各階級（かいきゅう）の間に矛盾が続出（ぞくしゅつ）してきた。 日本は神話時代から人皇（じんのう）統治時代に入った。日本の怪異伝奇（かいいでんき）も純粋（じゅんすい）な神話から半人半神、神妖結合（けつごう）の産物に移り変わった。それに、日に日に多様性、人格化になった。その代表として、雪女（ゆきおんな）である。 河 童 妖怪の第一次大活躍（かつやく）時期　　　　　　　　　――平安時代 好景気（こうけいき）で華やかな時代から不景気な時期に入り、人々の間に不安感や不透明（ふとうめい）感が広がった。苦しい状況のなかで、自分の願望（がんぼう）を叶えてくれるであろうという存在としての妖怪をつくりだした。 徐々に絵馬（えま）を使って個人の願望を祈願（きがん）するという風習が広がり始めていくことになった。初めて庶民の個人的な願いを託（たく）せる信仰として、七福神（しちふくじん）信仰が生まれてきた。 絵馬 七福神 妖怪の黄金（おうごん）時期――江戸時代 資本主義が芽生（めば）え始めたため、日本の商品経済が段々発達になっていった。社会が安定し平和であり、人々が生存問題に苦しまなくなり、自分自身の利益を追求（ついきゅう）し始めた。そこで、縁起（えんぎ）物、百物語（ひゃくものがたり）が流行になった。 妖怪たちも突然変身し、様々な道具に隠れている妖怪、化け物（ばけもの）になった。妖怪絵本（えほん）が人気を集め、怪談文学（かいだんぶんがく）もだんだん盛んになった。新たな妖怪が生まれ、様々な風格の妖怪が誕生してきた。 　　招き猫 　　　　　　　　　　仙台四郎 妖怪都市伝説の大流行時期――近現代 経済成長の落ち込み、不景気感が広がり 、都市妖怪伝説が生活の舞台へ登場した。 都市伝説は人と人の疎通（そつう）の橋のような存在である。例え自分では見たことがなくても、「そんなものいるかよ！」と思っても、その話でみんなで盛り上がれ、楽しくなる。それゆえ、大変な人気になる。 終わりに 各時代の妖怪を振り返ると、彼らの変化が社会環境、人の心理変化とともに変化していくことは分かった。過去の妖怪を調べてみれば、日本先祖（せんぞ）の気持ちや文化、歴史、本音（ほんね）、価値、感情などが理解できる。妖怪は、まるで人の内心の鏡のようである。 妖怪はもはやひとつの文化として日本人の心に存在しており、日常生活とも密接な関係がある。 　　　ご清聴　 ありがとうございます。