视觉提示对听力作用.pdf

外国語リスニングにおける話者映像提示の聴解促進効果 達川杢三 広島大学外国語教育研究センター はじめに 外国語教育の教材開発や指導をするにあたって，可能な限り authenticityを確保する重要性は 多くの研究者や教授者が認めるところである。我々の社会生活を振り返ってみると，多くの情報 を視覚から得ており，このような現実を踏まえて教材開発や指導することは文字通り authenticityを高めることにつながる。外国語リスニングの教授に際して，学習者へ適切な聴覚 的情報を与えることは当然である (Harris2003)が，視覚的情報を提示することの有効性は十 分には解明されていない。聴解しようとする談話に関連のある視覚情報(ビジュアルや映像など) の有無や提示の仕方が聴解の促進に影響を与えることはもとより，談話の内容とは直接関係はな いが，単なる話者映像の提示をするだけでも学習者の聴解を促進すると多くの教師が言語教室で 日頃感じているのではなかろうか。リスニング指導の際に「学習者を暗黒の世界に押し込むな(Do notputyourstudentsintotheworldofdarknesswhenteachinglistening.)Jとよく言われるが， 音声とともに話者映像を同時に提示すると，学習者がよりリスニングに集中し聴解が促進される 経験を筆者はこれまで多く得ている。しかし外国語教育において話者映像という視覚情報を提 示することがどの程度教育的効果があるかについては，まだ実証的な研究が十分になされておら ず，それらの得られた知見をもっと整理する必要があると考える。 1.社会生活と視覚情報 我々人間は社会生活をしており，自分ひとりではなく.何らかの他者との関わりを常に持ちなが ら生活をしている。この他者との関わりを持つにあたって，コミュニケーションを円滑に行うこと は極めて重要であり.そのコミュニケーションの手段として言語が重要な役割を果たしていること は誰もが認めるところである。しかし，我々の社会生活の中で言語以外の要因も情報のやりとりに おいては大きな役割を果たしているのも事実である。例えば.Mehrabian(1971)はコミュニケーショ ンの93%は非言語的 (non-verbal)なものであるとし.Lobo(1984:42-43)は言語による (verbalな) ものが30-35%であり，非言語的なものが65-70%であるとしている。研究者によって非言語なも のによる相互作用の総量割合の数字は異なるが，いずれも我々が言語以外の情報にも多大に依存し ながら社会生活を送っていることを認めている。それ故.Wright(1989:137)は Whenwetrvtounderstandsomeonespeakingwenormallvtakeintoaccountnot onlvtheirverballanl!uagebuttheirappearance.thesoundoftheirvoice.theirbehaviour. theirrelationshiotoothers.thesituationandthesetting. Ifwe arereadingweare a妊ectedtosomeextentbytheappearanceofthebookornewspaperorgreetingcard. .tandthis Thenon-verbalinformationhelpsustopredictwhatthetextmightbeabou abilitvtooredicthelosustorecol!nizemeaningmoreauicklvthanifwehadtosortitout s;olelvfromwhatwehearorread. (下線は筆者) -15- と述べ，外国語教授においてもこの非言語情報をうまく活用して指導すべきだと主張している。 他方，北 (1994:263)は我々が社会生活の中でどのような感覚を用いて情報を得