膀胱癌 OLD HOME 课件.ppt

膀胱癌の周術期化学療法 術前化学療法の意義 メタ解析にて術前シスプラチンベースの化学療法は筋層浸潤性膀胱癌に対して有用とされている (Eur Urol 2005; 48: 202) 術後化学療法の意義 病理学的に局所浸潤、転移性膀胱癌に対してその再発を延長し、生命予後を改善する目的で提唱される 大規模試験での有用性評価がない 評価病変はなく、術後再発までの期間が評価となる (BJU Int 2006; 98: 487) ＜補足＞移性，再発性膀胱癌に対して，M-VAC療法とGC療法はどちらが有用か 全生存期間をエンドポイントとした無作為化比較試験において，両者とも治療効果は同等であることが報告された。 有害事象は，好中球減少症，口内炎，脱毛などであり，GC療法の方がより軽微である。 （推奨グレー ドA） ＜補足＞新規薬剤による化学療法にはどのようなものがあるのか？ cisplatin，taxan 系抗癌剤（paclitaxel または docetaxel），gemcitabine，ifosfamideなどを用いた多剤併用化学療法の臨床試験が行われている。 現時点では大規模 RCT で M-VAC または GC の治療成績を凌駕するものはないが，今後の検討が期待される。 さらに今後は分子標的治療薬を用いた臨床試験の結果にも注目する必要がある。 （推奨グレー ドC） ＜補足＞心，肺，腎機能に問題があるときの化学療法は？ cisplatinをcarboplatinへ変更したり，肝代謝のtaxan系抗癌剤やgemcitabinを併用したりするレジメが行われているが，症例数が少なく，評価は未定である。 （推奨グレー ドC） 当時の膀胱癌取扱い規約である2001年度版と2011年度の現行版を比較してみます。 * こちらは膀胱癌取扱い規約‘０１年度版におけるTNM臨床分類です。 粘膜下層までがんが及ぶとT1、前立腺まで癌が及ぶとT4aとなります。 またN1以上で4期とステージングされます。 根治的膀胱摘除術＋骨盤リンパ 節郭清術＋尿路変向の適応となりますのは、局所浸潤癌も含めて筋層浸潤癌であり臨床腫瘍壁深達度ではT2以上になることが一つの基準です。 * 現行版におけるTNM臨床分類の変更点といたしましては、（読む：原発巣～）となっていおります。従って、本症例での１回目のTUR-BT時に新たに発見された前立腺部尿道深達度pT1腫瘍は、現行規約によりますと前立腺癌として別箇扱うことになります。 　この場合、根治的に前立腺全摘を行うとEDになってしまうため、患者さんの年齢を考慮いたしますと、再度TUR-BTに加え膀胱内BCG注入を行うことも選択肢の一つですが、腫瘍の悪性度も強いことから前立腺全摘を行ったほうが予後がよいため、臨床的には膀胱全摘になる可能性もあります。 * 所属リンパ節についても変更点があり、2001年度版ではリンパ節の大きさで評価が分かれますが、現行版では総腸骨動脈リンパ節に転移があるがどうかで評価が変わります。 * 2001年度版では総腸骨分枝部以下の小骨盤腔リンパ節のみがリンパ節廓清部位ですが、 現行版では所属リンパ節は総腸骨分枝部以下の小骨盤腔リンパ節に加えて、総腸骨動脈周囲のリンパ節も含みます。 リンパ節廓清後メタが確認されたのは、右の総腸骨の中枢側の裏側にあたります。 * 膀胱癌　晩期再発の1症例 第6回　CPC　 08M-003 足立　周平　　　　　 08M-069 中橋　尚也　　　　　 08M-004 在原　正泰 　　　　　　　　　08M-073 野田　良博　　　　　 08M-008 石塚　智明　　　　　 08M-076 半田　和香子 08M-009 板橋　尚秀　　　　　 08M-078 東浦　幸村　　　　　 08M-013 伊與木　貴也　　　　 08M-086 堀口　雄平 08M-017 大川　陽史　　　　　 08M-093 南出　直之　　　　　 08M-021 大友　俊作 　　　　　　　　　08M-095 三宅　高和　　　　　 08M-022 大沼　眞廣 　　　　　　　　　08M-096 村上　繁祐　　　　　 08M-039 近藤　智之　　　　　 08M-105 若林　知宏 症例　48歳（初診時）　男性 主訴：　無症候性肉眼的血尿 病歴： 2001年 01月　顕微血尿を指摘（他院） 同　　　　03月　上記主訴出現 同　04月12日　前医（泌尿器科）受診 膀胱鏡：　右尿管口内側に小指頭大、非乳頭状、広基性腫瘍 尿細胞診：　ClassⅤ CT：　リンパ節転移、臓器転移なし 同　04月19日　当科紹介初診 既往歴：　B型肝炎（詳細不明）、痛風　　家族歴：　なし 喫煙歴：　記載なく不明