流行性耳下腺炎课件.ppt

* * * * * * * * * * * 水痘、流行性耳下腺炎、 細菌性髄膜炎（主にＨｉｂ） 予防接種費用公費負担 による医療費の軽減 　この資料は藤田保健衛生大学小児科主任教授浅野喜造先生に作成して頂きました　（愛知県小児科医会） 予防接種費用公費負担の意義 １．感染症からこどもを守る 　水痘?流行性耳下腺炎?細菌性髄膜炎は、ワクチンで　　予防可能な感染症。 　『ふせげる病気で命を失わないこと』は、【子どもの権利条約】で定められている、守るべき子どもの権利です。 　水痘ワクチン、おたふくかぜワクチンとも任意接種費用は高価であり、予防接種が経済的に家計に占める割合も大きく、接種費用の公費負担により接種率を向上させることが必要。 子どもの権利条約 子どもの権利条約　日本ユニセフ協会抄訳 より ２．医療費軽減への貢献 　　細菌性髄膜炎は発熱以外に特有な症状がないため、発熱だけを症状とする小児が、夜間救急外来を受診する状況になっている。細菌性髄膜炎の起因菌であるＨｉｂや肺炎球菌に対するワクチン接種により、髄膜炎の心配が減少すれば、発熱患者が自宅で様子をみることも原則的に可能となり、夜間救急外来受診数が減少して小児救急医療の負担軽減に貢献すると考える。 　水痘、流行性耳下腺炎、細菌性髄膜炎とも死亡を含む重症例や重篤な後遺症も報告されている。感染症予防により、医療費の軽減に貢献すると考える。 予防接種費用公費負担の意義 ３．感染症罹患者の減少 　水痘には有効な抗ウイルス薬があるが、水痘の感染力は麻疹に次いで強く、周囲への感染は看過できないものであり、ワクチンによる予防は水痘の流行防止に有効。 　流行性耳下腺炎は特に効果的な治療薬もなく、ワクチンによる予防が感染症罹患の減少にとって唯一の方法。 　Ｈｉｂや肺炎球菌は抗菌薬療法が有効だが、抗生物質に対する耐性菌の出現により、抗菌薬療法が困難になっているのが現状。ワクチンは耐性菌に対しても有効であり、感染予防としてのワクチン接種は今後重要になる。 予防接種費用公費負担の意義 平成１９年　水痘　小児定点報告数推移 ■ 全国 ■ 愛知県 報告数 週 感染症発生動向調査 週報 （ＩＤＷＲ） より 全国 ： 244,999　　　愛知県 ： 13,579 平成１９年　流行性耳下腺炎　小児定点報告数推移 ■ 全国 ■ 愛知県 報告数 週 感染症発生動向調査 週報 （ＩＤＷＲ） より 全国 ： 67,515　　　愛知県 ： 3,461 平成１９年　細菌性髄膜炎　基幹定点報告数推移 ■ 全国 ■ 愛知県 報告数 週 感染症発生動向調査 週報 （ＩＤＷＲ） より 全国 ： 379　　　愛知県 ： 25 水痘?ムンプス罹患率?Ｈｉｂ患者数 水痘 　未接種罹患率：未接種者の既罹患?未罹患＊から約５０％と推定。 　接種後罹患率：有効率８０％より約２０％と推定。 ムンプス 　未接種罹患率：未接種者の既罹患?未罹患＊から約１５％と推定。 　接種後罹患率：麻しんのＰＶＦ（５％）と同等と推定。 Ｈｉｂ 　細菌性髄膜炎発症者数が少ないため、名古屋大学大学院医学研究科小児科教授小島勢二先生ご提供の細菌性髄膜炎症例数（2002年1月～2004年12月）を基に、細菌性髄膜炎の起因菌割合（Hib：73.8％）から患者数を３６例と推計。 ＊）多屋馨子：水痘?帯状疱疹の重症化例調査（ヘルペス感染症研究会）2008 Ｈｉｂによる細菌性髄膜炎の罹患率 名古屋大学大学院医学研究科小児科教授小島勢二先生ご提供の細菌性髄膜炎症例数（2002年1月～2004年12月）より、愛知県の推定発症者数を４８例＊としました。 　＊名古屋大学関連施設の愛知県における症例数：２４例／年 　　名古屋大学関連施設の愛知県における受診者カバー率：５０％ 　　愛知県での細菌性髄膜炎症例数（推定）：２４×２＝４８ 細菌性髄膜炎のＨｉｂの割合：７３．８％ 愛知県におけるＨｉｂ髄膜炎数　　４８×０．７３８＝３６ ワクチンによる発症予防効果を９５％と仮定して、接種率による罹患数を推計。 愛知県年間出生者（70,000人）に対する水痘ワクチン公費補助による医療費軽減 愛知県年間出生者（70,000人）に対する水痘ワクチン公費補助による医療費軽減 愛知県年間出生者（70,000人）に対するムンプスワクチン公費補助による医療費軽減 愛知県年間出生者（70,000人）に対するムンプスワクチン公費補助による医療費軽減 愛知県年間出生者（70,000人）に対するＨｉｂワクチン公費補助による医療費軽減 愛知県年間出生者（70,000人）に対するＨｉｂワクチン公費補助による医療費軽減 愛知県年間出生者（70,000人）に対する３種類のワクチ