合食禁(不能一起吃的食物).pptVIP

* 日本で伝えられている合食禁は、元は中国から伝えられた本草学における薬物相互間作用の研究に加えて陰陽五行思想を食材にあてはめたものとされます。このため、科学的根拠の無いものもあるが、中には医学的に正しいとされるものも存在しています。 鰻の脂っこさと梅干しの強い酸味が刺激し合い、消化不良を起こすとされた。ただし実際には、酸味が脂の消化を助けるため、味覚の面も含めて相性の良い食材である。『養生訓』には「銀杏に鰻」と記されており、これが転じたとするほか、高級食材である鰻の食べすぎ防止など諸説がある。 鰻と梅干し 天ぷらと氷水 水と油で消化に悪いとされた。実際、胃の負担が増加し、消化に支障をきたすことが確認されている。 天ぷらと西瓜 ：同上。 蟹と柿 体を冷やすとされた。蟹の身に体温を下げる効果があることが確認されている。また、柿の実も同様。 蟹と氷水 ：同上。 旬が大幅にずれている例。 鮎と牛蒡 ：同上。 浅蜊と松茸 蕎麦と田螺 食べ過ぎ の防止 単に食感の問題と思われる 蕨（わらび）の過剰摂取により、ワラビ中毒を引き起こす危険性がある。 両方ともほとんど水分であるが、利尿作用もある。ビールの摂取が進みすぎ、急性アルコール中毒を引き起こす可能性がある。また、水分を摂っているつもりでも気づかないうちに脱水症状に陥っていて、水泳前や入浴前では水死の危険性もある。 チアミン（ビタミンB1）は糖質代謝に関連するビタミンであり、その必要摂取量は炭水化物の摂取量に依存する。ラーメンと飯（白米）はともにビタミンB1をあまり含まず、炭水化物摂取量が増えるため、疲労や肥満を招く恐れがある。 お茶による食品中の鉄分（非ヘム鉄）害の吸収阻 食後に茶（特に緑茶）を摂取すると、食品中に含まれる非ヘム鉄は吸収を受けにくい形に酸化されてしまう。鉄欠乏性貧血で悩む女性やダイエットによって鉄分の補給が十分でない人は食後すぐに緑茶を飲むのは避けるべきである。 生の卵白とビオチンを含む食品 アビジンがビオチンの腸管からの吸収を阻害する。 中国では食経と呼ばれる書物でたびたび採り上げられ、例えば、元の忽思慧による『飲膳正要』と いう本には「食物相反」の章が立てられて「牛肉と栗子」などの例が挙げられています。日本では、養老律令の職制律に、天皇に出す食事に食禁を犯した場合には内膳司の責任者（次官）である典膳は徒3年の刑に処されるとあります。また、南北朝時代に洞院公賢が著したとされる『拾芥抄』や江戸時代初期に貝原益軒が著した『養生訓』には多くの食禁が記されています。 ただし、これらの書籍には鰻（うなぎ）と梅干、天麩羅と西瓜、蕎麦と田螺などのような今日知られる代表的な例は記されていないです。これは鰻の蒲焼、蕎麦切り、天麩羅が江戸時代になってから食されるようになった食物であることによります（『養生訓』には蕎麦に関する例は一部挙げられているが、ごくわずかであります）。 *