受水槽式给水.pdf

第7 章 受水槽式給水 7．1 趣旨 受水槽以下の装置は、法第3 条第9 項に規定する給水装置で はないが、水道用水供給の立場から、受水槽以下の装置の設置 及び構造は、建築基準法第36 条、建築基準法施行令第129 条 2 及び建設省告示第 1597 号に定めるもののほか、維持管理を 適正かつ容易にするため、受水槽以下の装置の設計及び施行等 に関し定めるものとする。 7．2 材質 受水槽の材質は次の4 種類とする。これ以外のものを使用 する場合は、あらかじめ局の承認を得ることとする。 ①ステンレス鋼鋼板製 ②合成樹脂（FRP）製 ③鋼板製 ④コンクリート製（PS コンクリート製を含む） 尚、水質の保全上、漏水及び汚染のない水密製とする。 鋼板製のものは、防錆（対塩素塗装）防臭塗装を施すこと。 7．3 設置場所 受水槽は、地上式、半地下式及び地下式とする。 1．受水槽は、明るく換気がよく管理しやすい場所に設置し、し尿 浄化槽、下水枡などの汚染源に近接しない場所とすること。 2．受水槽給水口の設置位置は、原則として、地上5 メートル、地 下3 メートルまでとする。 （1）配水管埋設位置より低位置に受水槽給水口を設置する場 合は、給水管を一度地上に 1．5 メートル以上立ち上げ、 頂上部に空気弁を設けること。 （2）地下3 メートル以上引き落とす場合は、副受水槽の設置 について局と協議しなければならない。 3．低位置に受水槽を設ける場合は、雨水及び汚水の流入を防止 する構造とすること。 4．崩壊のおそれのある、のり肩、のり先近くには設置しないこ と。 7-1 7．4 構造及び設置位置 受水槽の構造及び設置位置については、次に定めるところに よること。 7．4．1 建築物の内部、 （1）外部から受水槽の天井、底及び周壁の保守点検を、容易 屋上又は最下階の かつ安全に行うことができるように設けること。 床下に設ける場合 （2）受水槽の天井、底及び周壁は、建築物の他の部分と兼用 しないこと。 （3）受水槽内部には、飲料水の配管設備以外の配管設備を設 けないこと。 （4）受水槽内部の保守点検を容易かつ安全に行うことができ る位置に、ほこり、その他衛生上有害なものが入らない ように、有効に立ち上げたマンホール（直径60 センチメ ート