唐宋時期の明州市舶司と日中交流の関係について.doc

PAGE PAGE 12 试论唐宋时期明州市舶司与中日交流的关系 摘要：本文主要围绕唐宋时期明州市舶司的设置、作用等的分析、研究，试论其与中日交流的关系。中国的海外贸易始于秦汉，唐朝时期随着海外贸易的蓬勃发展，为了更好地管理海外贸易事务，唐朝政府在广州始设市舶使机构，这是市舶司的前身。到了宋太宗时期，明州始设市舶司，主要从事对外国商船，特别是日本、高丽商船的阅货、抽解、纳贡以及招商引资等职能。市舶收入对缓解国家财政起到了巨大作用。积极的对外贸易态度，使得宋朝社会经济的发展得到了长足发展。明州市舶司作为唐宋两朝与日本交往的主要对外机构，在中日间的经济、文化等交流中的重要意义不容忽视。日本遣唐使经由明州港、明州市舶司，来中国学习先进的文化、政治制度、佛教法理等等。到了宋朝，商贸、文化、科学技术、生产技术等方面的对外传播，也都与明州市舶司有着密切的关系。明州市舶司对唐宋时期中日经济文化交流起到了积极的推进作用。 关键词：唐宋时期明州市舶司中日交流海外贸易 唐宋時期の明州市舶司と日中交流の関係について 主旨: 本論文は主に唐宋時の明州市舶司の設置、役割などをめぐりながら、分析、研究し、日中交流との関連性を論ずることを試みた。中国における海外貿易の始まりは秦漢時代であって、唐になると、対外貿易が盛んになり、より良く貿易事務を管理するため、唐政府は広州を初め、市舶使機関を設置した。それは市舶司の前身である。宋の太宗の時、明州で新たに市舶司を増設し、外国商船、特に日本、高麗の商船を閱貨したり、抽解したり、貢ぎ物を収めたりするなどに務めた。当時の市舶収入は国家財政の緩和に大きな役割を果たした。積極的な対外貿易姿勢は宋の社会経済を発展させた。明州市舶司は唐宋時の主な対日機関として、日中間の経済や文化交流に重要な影響を与えた。遣唐使は明州港や明州市舶司を通して、中国の先進文化、政治制度、仏教法理などを学び、宋になると、貿易、文化、科学技術、生産技術などの対外伝播も明州市舶司と密接な関係がある。明州市舶司は唐宋時の日中経済、文化などの交流に積極的な役割を果たしたと言えよう。 キーワード: 唐宋時代明州市舶司日中交流海外貿易 一、 はじめに 明州は寧波の古称としてよく知られ、日中交流の最前線としても歴史に重要な一筆が刻まれている。古くから、明州は日中両国の使船が出発したり、上陸したり、停泊する場所であった。唐代、周辺国々との貿易往来は次第に頻繁になるにつれ、対外貿易を管理するため、初めて市舶使という行政機構を設置することにした。宋代に入って、南海貿易の盛んに従い、明州市舶司が増設されるようになったという。唐宋時代において、明州市舶司は経済のみならず、政治や対外文化交流などの多方面にわたり、当時の社会発展にとって促進的な存在であったことが否定できなかろう。特に、対外文化交流の視野から見れば、明州市舶司が日中交流に大きな働きを果たしたに違いないと筆者が思う。本論文は日中間の文化交流、経済貿易や行政管理などの側面から明州市舶司の役割をめぐりながら、分析し、南宋以後の日本船の往来が盛んになったことにも繋がりがあると推測できろう。 二、 市舶司の設置 市舶司は中国古代封建王朝が沿海地域での対外貿易や対外事事務を管理する行政機関で、言わば今の税関に似たような存在であろう。 唐代、海外貿易は著しい進展を遂げたにつれ、規模も一層大きくなった。そのため、専門的に海外貿易を管理する国家行政機関として、市舶使が設置されるようになった。唐高宗の顕慶６年(661)に初めて広州で市舶使を設け、日常業務は宦官によって管理される。市舶使の主な仕事内容は外国の貿易船を対象に関税を徴収したり、宮廷の代わりに一定量の舶来品を調達したり、外国商人による皇帝への貢ぎ物を管理したり、市舶貿易を監督し管理したりすることである。それは市舶司の前身でもある。当初から、市舶使は既に管理と徴税の二役を担ったことが明らかである。 宋になると、市舶司制度がさらに健全になり、重要な発展時を迎えたと考えられよう。北宋初期、対外貿易を発展させることは国家財政の緩和に深くかかわると見なされ、そして対外貿易が一日一日と盛んに発展する状況に順応して、対外貿易を拡大し、「外商を誘致することを表彰する」政策を確立した。宋太祖の開宝四年（971）に南漢割拠政権を平定した後、広州に初めて市舶司を設けた。その後、京東、両浙、福建など沿海地域にも市舶司を設置して、市舶務、市舶場、市舶庫などの機関を掌った。 その後の元朝は市舶司制度を強化する時期である。元政府は江南地区の統治権を得た後、宋代に引き続き、泉州、慶元（寧波）、上海などの地方に市舶司を設立した。 明政府は前朝の伝統を引き続いて、沿海地域で主な通商税関で市舶司を設置